雲仙といえば噴火した島原側の普厳岳が有名ですが、島原とは反対側に妙見岳という山があります。
そこに向かうには雲仙温泉（雲仙公園）までバスで上り、
さらに仁田峠行きのバスに乗り継ぐと妙見岳のロープウェイ乗り場に到着します。
さて、どうしてそんなところまで行くのか。
それは、冬の妙見岳は実は樹氷の名所なのです。
樹氷というと、山形蔵王のスノーモンスターとよばれる、「できるかなのゴンタ君」みたいなのもありますが
ここ、雲仙の樹氷はもっとずっと繊細なかたちをしています。
しかも、真冬は訪れるひともとてもすくないようで、非常に静かななかで雪の神秘的な造形を楽しむことが
できます。
小枝に強い風が当たり、枝に当たる部分だけに雪が漂着して成長した結晶。
そう。それはもう。まるで、歯ブラシのようです。
と書くとロマンティックさが伝わりませんが…
とても感動的な景色です。
厳冬期のロープウェイの山頂は猛烈に寒いのでしっかり防寒装備をととのえて行きましょう。
仁多峠のロープウェイ乗り場の下に郵便ポストがあります。
でも、冬季は収集をしていないのでそのままになります。
わたしのようにうっかり投函すると春まで配達されませんので気をつけましょう。
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