さて、どういうわけか私にはわかりませんが、日本各地を旅した結果、
女性の一人旅の目的地として北陸、さらには、金沢、さらにいえば能登方面にでかけられる方が
多いのではないかという結論に達しました。
ちょっとロマンティックで、さびしい雰囲気があって、しかもちょっとかっこいいというところに
引き寄せられるのかもしれません。
そんな能登半島の先っちょにあるのが、この葭ヶ浦温泉 ランプの宿です。
田舎の旅館とあなどってはいけません。電気は来てないけど、インターネットには接続されていて
ホームページもちゃーんとあるんですよ。
しかもなんと年間宿泊者数１万３０００人という噂もあります。
しかも、長年の分析の結果、その多くは、一人旅の女性かもしれないと。
わたくしも泊まってまいりました。とてもきれいな宿です。
いつものことですが、わたしは何ヶ月もまえから予約なんかはいれません。
朝、金沢から電話して、今晩泊めてくださいです。
でもちゃんとだいじょぶでした。冬だったからかなぁ。
夕食はもちろん、カニです。
ひとりずつ、皿の上に一匹です。
みんなで座敷にあつまって食べます。いい感じです。
部屋は海の音が聞こえます。
すごく静かで、そんなにたくさんのお客さんが泊まってるなんて思えません。
夜になると、ランプをともしに来てくれます。もちろんテレビなんかはおいてありません。
でも、ちゃんとファンヒーターなんかは稼動してて、設備はすべて非常に近代的です。
風呂は海に面してます。いかんせん、ちっこい風呂なので、風呂が目的ならちょっと…
という気もしますけど。
たまにはこんな宿もいいんじゃないでしょうか。
ただ、わたしなんかはちょっと浮いてたきもしないでもなかった。 |