97-08-17

前に、マレーシアを旅したときに
ペナン島のバツー・フェリンギというリゾートに、
ちょっとだけたちよりました。

マレーシアは、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教などの
さまざまな宗教を信仰するひとたちが
いっしょに住んでいる国です。

私がビーチでウインドサーフィンをしていると

家族でいっしょに休暇にきているらしいイスラム教徒の女性が、
ビーチにシートを敷いてみんなで座っていました。

どうしてイスラム教徒であることがわかったか、わかりますか？

その女性は、頭からすっぽりとヴェールをかぶっていたからです。
長い巻きスカートを着て、靴下をはいて。
外に出ているのは、手のひらと顔だけです。

ビーチで、日光浴をするときにです。

すぐとなりで、白人の観光客が、ねっころがってます。
日本人らしいグループも、水着を着てねっころがってます。

私は、素直に、さぞかし暑かろうなぁと思いました。

でもですね、

そのひとたち、とっても楽しそうなんです。
みんなでわいわい、くだものとか食べてて…
いいなぁ。裸になりたいなんてぜんぜん思わないんですね。

自分達の、文化と伝統と生活のなかで
楽しく過ごしている家族を見て

そうなんだなぁと思いました。