職業に対する偏見

97-04-03

みなさんは子どものころ、大きくなったら何になりたかったですか?

私は実は小学生のころから技術屋さんになりたかったです。

もちろんもっと小さいときは電車の運転手とかって言ってたらしいけど…

あるひとにこの話をすると夢がない子どもだったんだね

っていわれました

で、夢がかなっていまはそのとおりになったわけです。

計算機メーカにつとめています。

変ですか?

まあそれはどっちでもいいんだけど。


フリーの仕事をしている人とか、いわゆるガテンな仕事をしているひとに

自分の職業をいうと

「あんたは建物のなかで仕事してるんだから楽でしょう」とか

「会社の歯車になってんじゃないの」とか

「体を使わない仕事だね」とか

「自分たちは苦労してるけど、おっきな会社に入ったおまえは苦労がなくっていいな」とか

「組織の中にいて自分ってものがないのか」とか

「私もはじめは会社で働いてたけど、本当は○○になりたかったから会社をやめて自分のための勉強してるの。やっと本当の自分ってものがわかったわ」とか

「一日中コンピュータに向かっていて××じゃないの」

などとおっしゃるかたがたまにいらっしゃいます。

大きなお世話です。

わたしはべつに楽をしようと思って今の会社に入ったわけでも今の仕事をしているわけでもありません

仕事?

もちろん楽しいこともあれば、やなこともありますよ。

それが普通でしょ


学校でたからとりあえず就職した。

自分がなにをやりたいのか分からないけど働いてた。

なんてひとにとやかくいわれる筋合いはありません。

わたしは別に今の会社がおっきいから入ったわけでもありません。

組織のなかで自分の力を発揮することもできない人に

そんなこと言われたくありません。

仕事場が快適な気温に保たれている(嘘)から今の仕事を選んだわけではありません。

なんだか書いてる途中でばかばかしくなったな。


わたしはわたしのことをする

あなたはあなたのことをする

それでべつにいいんじゃないの?

自分がなにをするべき人間なのか

大人になるまでぜんぜん気がつかないなんて

ちょっとかわいそうだと思います。

もちろんあとで転職するのは自由ですが。