97-03-30
性格が暗いことってそんなにいけないことですか？
性格が明るいとか暗いとかって、人格を形作る一つの軸にすぎないのに。わたしの周りには決して明るくないし、めだたないけどもいいひといますよ。そういう人って、なにか自分の打ち込めるものをもってるんだよね。
なんか、最近まで世の中の価値観が二元的になっているというか、すぐどっちか１つに分類しようって方向に進んでたような気がする。
理科系 → くらい
文科系 → あかるい
鉄道好き → くらい
車好き → あかるい
って。ばかみたい。
人の趣味や好みも多様化してきてるからどんどん新しい遊びが増えてる。そんで、あんまりひとがやってないものがすきだったりすると、とりあえず「くらいことが好きだなおまえ」ってな分類をされちゃったりして。そいで、しばらくたって猫も杓子もやるようになると急に「やらないととりのこされるから」なんて危機感をもったりする人がでてきて「はやりものイコールあかるい」ってなことになる。
自分がなにをすればいいかわかってないひとってかわいそう。
まあもちろん、なんにもやんないでふさぎ込んじゃってるのもこまるけど。ひょっとしたら内的な世界で思索にふけってるのかもしれないし。
そうそう。思索っていうか、社会問題とか内的な精神について考えたり、空想したりするのが好きなひとがいました。そのひとはこれまで誰かに傷つけられたことがあったのか、あるいはないしょにしてたのかわからないけど、ぼくに少しはずかしそうにしながら、自分がそういうこと考えるのが好きだって教えてくれました。
どう思う？って聞かれたので、「駅前でマイクをつかって考えた結果を演説するのは迷惑だと思うけど、考えるだけなら自由だよ」って答えました。
きっと、そのひとは僕に暗いと思われるのがやだったんだろうな。
そんな心配はしなくても大丈夫。僕は暗い人好きです。