「ぐうたら」と「いいかげん」

97-06-28

自分のページには○○がきらいって話はなるべく書かないようにしています。

だって、嫌いなものの話しって読んでもあんまり愉快じゃないから。
でも、このことは前から思っていたので書くことにしました。



私は自分のことを「いいかげん」だとか「ぐうたら」だって言う人は嫌いです。

最近、

「ぐうたら主婦の○○日記」とか「いいかげん日記」っていうページを
よく見かけるんだけど、

で、中身を見てみると。

「子どもが熱だしたので、徹夜で看病しました」なんて書いてあって
ぜんぜんいいかげんでもぐうたらでもなんでもない。

なんかへんだよな…。


男のひとで自分のことを「ぐうたら」だって書いているやつって
本当にぐうたらな場合が多いんだけど…、

主婦の人のばあい、ほんとはがんばりやさん
だし、本当に一生懸命がんばっているひとが多いのに…

なんか、むかし学生だったころ、試験の日に

「勉強した?」ってきくと「うぅうん、ぜんぜんわかんないよ」
なんて答えていて、
(結果はともかくとして)実は前の晩、徹夜でがんばってたひとみたい。


ほんとはいいかげんなわたしが、こんなにがんばっているのよ

すごい!

っていう気持ちはよくわかるし…

まあ、「一生懸命がんばってます」なんて変につっぱってるよりは

「わたしもぜんぜんだめなのよ」なんていうほうが
「大変だけどいっしょにがんばりましょ!」
っていう仲間が作りやすいのかもしれない。

でもさー

ほんとにがんばってるんだから、

もっとじぶんのこととか自分の仕事を素直に誉めてあげてもいいんじゃないかなー。

それって本当にすごいことなんだよ!!


へんな喩えかもしれないけど
財布をわすれて買い物に行った「サザエさん」って、単におっちょこちょいな
だけで、別にいいかげんなわけじゃないと思うよ。

私はおっちょこちょいなひとって、けっこう好きです。

ここぞというときに、ちゃんとできるひとは、

いいかげんなんかじゃありません。

もし

どこかに

「がんばってる主婦の一生懸命日記」

っていうのがあったら

僕はぜひ読んでみたいと思うけどな。

こいつこんなこと言ってるわりには、たいしたことないじゃんなんて

絶対に思わないよ。きっと。