97-04-07
顎関節症（がくかんせつしょう）って知ってますか？
今から2年ほど前になりました。どうなるかっていうと簡単にいうと「くちがあかなく」なります。
私は普段、比較的「うるさい」部類の人間なので、ちょうどよくなったなんていう冗談を言う人が
いましたけど、それはさておいて、口を開けようとすると非常に痛いという奇妙な病気です。
これに気がついたのは、ときどきあごの関節が「ぱきっ」とか「ごきっ」とか鳴るなあと思ってから
しばらく後でした。朝起きたら口が開かなくなりました。
飯も食えないし、話もしづらい状況です。
しょうがないから東京医科歯科大学の口腔外科に行きました。
先生いわく、「固い食べ物好きですか？」
私「フランスパンもするめも好きです」
先生「歯ぎしりしますか？」「症状はいつがひどいですか？」
私「歯ぎしりはしません」「朝起きたときがとくにひどいです」
そうだったのか！
そのころ私はちょっと悲しいことがあって、夜寝てるときに悪い夢を見ることが多くって
朝起きると歯を食いしばっていたことが多かったのです。
治療法は簡単で、自分の歯形をとって作ったアクリルのような樹脂性のマウスピースを
作って、夜寝てるときにそれをはめて寝てればよいというものです。
それからふた月ほどマウスピースのおせわになりました。
あいかわらず夢はしばらく続きましたが、マウスピースのおかげで
口は開くようになりました。でも、いまだにたまに
「ばきっ」
とか鳴ってます。
ひとにこの話をすると、精神的に弱いとか、体が弱いとか、ありがたいお言葉をいただきます。
寝てる間くらいは「いい夢」みたいもんですね。
ちなみに、
思いっきり口を開いて指が縦に３本入らない人は、
「そのけ」があるそうですよ。
って話を会社でしたら
聞いてた人がみんな、一斉に口の中に指を突っ込んでました。
みなさん悩みが多いようですね。